フォトロンコラム
4Kワークフローの今 [インジェスト編]

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4Kが特別なものではなく、当たり前のものになりつつある今、4K映像制作の技術はどこまで進んでいるのでしょうか?4Kでの撮影が主流となっているCM業界にスポットを当て、4Kワークフローの今を特集します。

「4K」は当たり前?!

4Kワークフローのいま[インジェスト編]

2020年東京五輪に向けて総務省が発表したガイドラインには、8Kまでを視野に入れたロードマップが書かれ、インフラは4Kへ向かって突き進んでいる。
2015年も残り半年となった今、「4K」は、『パブリックビューイングや、大型モニターでしか見られない特別な映像』ではなくなってきた。2014年6月にNexTV-Fが運営する『Channel 4K』で4K放送がスタートし、2015年3月からは、CS実用放送が開始されるなど、家庭のテレビで、4K映像を気軽に楽しめる時代がすぐそこに来ている、と感じている方も多いのではないだろうか。

この「4K」の勢いは、放送波に限ったことではなく、コラム『Netflixがやってくる!』でもご紹介した動画配信サービス「Netflix」では、すでに4Kコンテンツの配信をスタートさせている。日本でも、2015年9月2日からのサービス開始と同時に、3タイトルの4Kコンテンツを配信することを発表している。

CM業界における4Kワークフロー

『4Kは当たり前』になりつつある流れのなかで、多くのコンテンツを4Kで撮影して制作しているのが、CM業界だ。最終的なアウトプットは私たちがテレビで目にしているHDサイズだが、そのほとんどが4Kで撮影されており、4Kワークフローが浸透している。数分数秒の映像の世界に画質への強いこだわりのある業界というバックグラウンドと同時に、低価格で高機能な4Kカメラが次々と登場し、手軽に4K映像を撮影できるようになったことが、CM業界に4Kワークフローを定着させる後押しになったといえるだろう。

では、CM業界における4Kワークフローはどのようなものなのだろうか?撮影からインジェストまでのワークフローの一例をご紹介します。

4Kワークフローのいま[インジェスト編]

オンセットグレーディング(撮影現場)

撮影した4K RAW映像を、監督やプロデューサーの要望を現場で聞きながら、その場でグレーディング。必要に応じてその場で再撮影が可能だ。ポストプロダクション持込後のグレーディングでも監督やプロデューサーの要望を賄いきれない場合に発生していた、撮影のリスケジューリングや再撮影時間などによる時間のロスを軽減できるメリットがある。

トランスコード(撮影現場)

オンセットグレーディングした4KRAW映像を、必要に応じてオフライン編集用プロキシファイルへトランスコード。ポストプロダクション持込後のトランスコード待機時間を削減できるメリットがある。

ファイルデリバリー
(撮影現場 to ポストプロダクション)

HDDなどの物理メディアで運搬する手間を省き、ファイルをネットワーク回線でスタジオから直接転送、ポストプロダクションはストレージへ自動でダウンロードする。
撮影関係者が運搬するケースでは、ヒューマンリソースの確保、輸送サービス利用ケースでは、受付時間の制限などの問題点がある。いずれの場合も、移動時間や、ポストプロダクションのストレージへコピーするための待機時間が発生している。
近年、これらのデメリットを解消するファイル転送システムが注目されている。

トランスコード(ポストプロダクション)

ポストプロダクション内のストレージにコピーされたRAWデータを自動検知してDPX連番ファイルなどにトランスコード。トランスコードの待機時間を削減できるメリットがある。

4Kワークフロー対応の機材は?

最後に、今号でご紹介したCM業界における4Kワークフローの対応機材をフォトロン取扱製品のなかからご紹介します。

オンセットグレーディング/トランスコード

オンセットグレーディング/トランスコード BlackmagicDesign DaVinci Resolve STUDIO

BlackmagicDesign DaVinci Resolve STUDIO

Mac・Linux・Windows対応のグレーディングシステム。編集、カラーコレクション、フィニッシング、デリバリーなどの作業をすべてひとつのシステムでおこなえる。撮影現場でのオンセットグレーディングにより、必要に応じて再撮影が可能のため、機材だけでなく、スタッフのリスケジュールの手間と時間のロスを削減。

ファイル転送システム

ファイル転送システム Photron HARBOR

Photron HARBOR

10G光専用回線を使用してスタジオから高速なファイル転送を実現する。
物理的な素材運搬にかかる労力と時間を省き、ポストプロダクションの指定したストレージへ自動ダウンロードできる。RAW映像以外にも「Davinci Resolve」のオフライン編集結果/スクリプトファイルも転送可能。

トランスコード

トランスコード Telestream Vantage

Telestream Vantage

インジェスト、トランスコード、素材管理、ファイル解析、ファイル品質管理、メタデータ処理等を一体化したフレームワークを提供するトランスコーダシステム。ポストプロダクション内のストレージにコピーされたRAWデータを自動検知してオンライン編集用のDPX連番ファイルへトランスコード可能。指定したオンライン編集用ストレージへの自動転送もに対応している。

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