毎年アメリカ ラスベガスで開催される世界最大の放送機器展「NAB Show」では、世界中のメーカーが本展示会に多くの新製品/サービスを発表しています。残念ながら新型コロナウイルスの影響で、2020年のNABは開催延期となりました。そこで弊社では、フォトロン取扱い製品の最新情報をできる限りあつめた「NAB Show 2020レポート」をお届けします。
Media Composer
Media Composer 2020.4をリリース
UIの改良 より使いやすく柔軟な使用感を提供、レスポンスも高速化
Mac OS Catalin、最新のMac Proに対応
WindowsでProRes RAWサポート
Quibi Workflowの改良
Universal Media Engineを追加 QuickTimeに依存せず、映像ファイルのインポート、再生/編集/エクスポートのパフォーマンスが向上
S1 and Comtrol App
MC Enterprise and DP
ATEM Mini Pro
コンパクトなライブプロダクションスイッチャー「ATEM Mini」の上位機種「ATEM Mini Pro」に新機能を追加
マルチビュー機能で、全ての入力/プログラム/プレビューを1画面で確認
イーサネット経由で直接ライブ配信
USBからH.264で配信データをフラッシュドライブに収録
XT-GO
世界標準の制作クオリティを実現するEVSサーバの信頼性と堅牢性を持ちながら、エントリーモデルレベルの価格で導入が可能な新サーバ「XT-GO」を発表
主な機能
HD 4ch (720p,1080i)
mix on 1ch
1xCodec(DNxHD,XAVC,AVC-Iより1つ選択)
収録容量 160時間@100Mbps (1.8TBx6 SAS Hot Swap: )
AES EBU (DB15)/エンベデッド/MADI (BNC)
オンボード MVW
拡張性 / オプション
スーパースロー (2,3,4倍速)
HDチャンネルアップグレード(6-8チャンネル ;1080i/1080p)
UHD (4チャンネル) 追加
ストレージアップグレード:1.8TBx6→1.8TB SASx12
2ndリモート
EVS XT-GO & LSM-GOデモ
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EVS XT-GO 設定と使い方
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LSM-VIA
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2020年6月12日(金)、フォトロンでは、EVS社の新リモコン「LSM-VIA」をご紹介する『#New Replay Experienceウェビナー』を開催します。 本ウェビナーは、EVS社が去る5月26日(火)に開催したウェビナー「#New Replay Experience EVS UNCOVER THE NEW REPLAY EXPERIENCE Live web show」を日本のお客様向けにアレンジしたものです。
リプレイ/ハイライト制作のまったく新しい方法をご覧いただきます。今まで以上に使いやすく、経験したことのないリプレイ体験をぜひ実感してください。
AXON社買収
EVSは5月1日、放送およびメディアネットワークインフラストラクチャのスペシャリストであるAxonの買収を発表しました。
オランダと英国に開発センターを持ち、80人以上のチームメンバーを擁するAxonは、30年に及ぶ技術革新の豊かな歴史を持っています。同社は、モバイルトラックやデータセンターなどのライブ放送インフラ市場で国際的な存在感を示しており、EVSの既存のライブプロダクションの提供を補完する製品ポートフォリオを持っています。
2020年の初めに、EVSは、モジュール式で柔軟性の高いIPインフラストラクチャの幅広い提供を展開することの重要性を認識したグローバル企業成長戦略「PLAYForwardプログラム」を明らかにしました。Axonの製品ポートフォリオを統合することで、EVSは市場で最も広範なライブ制作インフラを顧客に提供できるようになり、リソース管理の最適化、拡張性の更なる向上、複数のサイトにまたがるリモートライブ運用が従来以上に迅速に展開可能になります。
EVS史上最大規模となる今回の買収により、EVSは、高度なIP処理、SDI/IP変換、SDNベースの制御・監視、UHD-4KやIPマルチビューワーを含む包括的な最新メディア・インフラストラクチャ・ソリューションを提供できる唯一のテクノロジーカンパニーとなります。EVSのScore Master SDN IPオーケストレーターとAxonのCerebrum制御・監視システム、Neuron IPストリーム処理プラットフォーム、広範なSynapseモジュラーインフラストラクチャプラットフォームとの比類のない組み合わせにより、拡張性および冗長性のあるソリューションが提供可能になります。
Axonブランドは今後EVSに吸収され、その製品ポートフォリオはEVSのグローバルなソリューションと統合し提供されていきます。
Vantage
Vantage 8.0 Update Pac2が4月下旬頃リリースされ、既存機能の品質向上/新機能を追加。
VantageUpdatePac2による新機能
Metadata Mapping Action
Summary View in the Workflow Designer
Vantage Storeにフェールバックストレージ機能追加
新しいトランスコードフォーマット
Canopus HQ/HQX (Flip64)
AS-11 (Flip64) – DPP-X1-X5-X6-X9
ColorFront Option for Vantage Transcode
ColorFront Color Space ConverterフィルターをVantage Flip64で使用できる機能を提供(Trancode Pro以降のオプション)
Dolby Vision(part of V-HDR-DOVI option)
Input Type Supported
JPEG-2000 MXF with interleaved Dolby Vision metadata
JPEG-2000 MXF with sidecar Dolby Vision XML metadata
ProRes4444 MXF or MOV with sidecar Dolby Vision XML metadata file
Dolby ATMOS
Dolby AtmosホームシアターマスターファイルセットまたはDAMFファイルの使用をサポート
Vantage Cloud Port
オンプレVantageで作成したVantageワークフローをTelestream Cloudで使用可能
Clipster
IMFにおけるDolby Atmosに対応
2Uの汎用ハードウェア「CLIPSTER.render」を発表(6月より発売開始予定)
フレキシブルなライセンスモデル。レンダリング/パッケージング容量を必要に応じ拡張可能。
CLIPSTERと同じ32bit処理。REST APIでCLIPSTER6またはサードパーティMAM等と接続可能。
対応レンダリングフォーマットはIMF App #2Eのみ。他フォーマット順次対応予定。
VENICE
VENICE Command 新GUIを発表。
マルチチャンネルのインジェスト、トランスフォーム、スタジオプレイアウトを一つのアプリケーションに統合
Active Directoryの統合によりユーザ―レベルでの管理機能実装
エンコーディングとデスティネーションパラメータのための一般的なプリセット処理機能、NDIで画質を向上させた各チャネルのビデオオーバーレイ、オーディオ ルーティング実装
Viz Engine
リアルタイムグラフィックスおよびビデオ合成プラットフォーム「Viz Engine 4.1」メジャーアップデートバージョンをリリース。
Viz Engine 4.1新機能
ゲームエンジンレンダーパイプライン「Unreal Engine 4」を実装 複数入力をサポート、パフォーマンス向上、Viz EngineのクラシックおよびFusionレンダーパイプラインと同時実行して、最新のゲームグラフィックテクノロジーをシームレスに提供可能
FusionキーヤーがHDR完全対応 16bitの色差でアップグレードされた先進のマルチマットFusionキーヤーは、どんな環境でも正確なキーイングを実現。 新しいビデオI/Oシステムは、入力ストリーム上でカラー変換、インターレース解除、クロマキーイングの並列処理を実現。レンダリングパイプラインによる高度なエフェクトを計算でパフォーマンスを向上。
ダイナミック・チャンネル機能 ST 2110、NDI®、SDIなどの異なる入力を同一ワークフロー内でミキシング可能。
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