Multicam14が2015年5月よりリリースされます。Multicam14からサポートされる新しい機能をご紹介します。
Double-LSM(有償オプション) 2015年Q2リリース予定
最大12チャンネルまで対応します。スポーツ中継では標準となっているスーパースローカメラの入力数を増やし、幅広いスポーツプロダクションを強力にバックアップします。設定可能なコンフィグ詳細は、右表をご参照ください。
XAVC HD対応 2015年12月
XAVC HDフォーマットをネイティブで正式サポートします。
ファイルベースフローを進化させるXAVCコーデックのサポートにより、シームレスなワークフロー構築を実現します。
「XT3」とXT Accessが、XAVC 4Kファイル入出力に対応しました。
これにより、4K XT3で収録された映像をXAVC 4Kのシングルファイルとしてエクスポートできます。
EVS 社からまったく新しいIPゲートウェイが登場します。
SMPTE2022に準拠し、最大3GSDI信号で、最大12入力 or 8出力 or 同時4入出力をサポートします。HDビデオ信号をIP変換できるため、ケーブル長の物理的距離に縛られることなく放送システムの構築が可能です。5年後の2020年五輪でも活躍を期待される技術です。
EVSサーバのセットアップを更に簡単にする、ビデオエンジニア様向けの新しいツールが登場しました。
今号のニュースレターでは、お隣の国 韓国で開催された「2014 仁川アジア大会(第17回アジア競技大会)」にスポットあて、スポーツビッグイベントにおけるファイルベースワークフローをご紹介します。
2014年9月19日~10月4日の16日間、韓国 仁川(インチョン)で「2014仁川アジア大会」が開催され、水泳・サッカー・卓球などの五輪種目28競技、野球・ソフトテニス・空手などの
独自種目8競技の合計36競技が、49の競技会場で行われました。
大会の様子は、韓国国営放送局KBSと韓国文化放送MBCが共同で設立したIHB(Incheon Asian Games Host Broadcasting Management 仁川ホスト放送センター)から、アジア各国の放送局や全世界にライブ中継されました。
会期中は、合計67台もの「XT3」サーバが、全ての競技でインジェストから送出までを担うメディアサーバとして稼働し、2つのサッカー競技場では、オフサイドライン自動生成システム「Epsio Live」、ハイライトエフェクトツール「Epsio FX」が、臨場感溢れるスポーツ映像をライブで視聴者に届けました。
アジア大会史上初となる全放送コンテンツのフルHD製作がおこなわれた、2014仁川大会のIHBのシステム構築には、『映像制作を柔軟に行えること』が重要視され、ブラジルW杯(2014年6月開催)や、ソチ五輪(2014年2月開催)などのビッグスポーツイベントで培われた経験や技術を活かしたコンパクトなファイルベースワークフローが採用されました。
「XT3」で収録した全ての素材は、リアルタイムにメタデータ付与がおこなわれ、ストレージ「XStore HE」にアップロードされます。プロデューサーやエディターは、必要な時にいつでも、ストレージ内にある豊富な素材のなかから最適なものを素早くセレクトして、ブラウジングして編集ができるようになっていました。
また、ストレージにアップロードされた素材は、トランスコードすることなく、ノンリニア編集機Adobe Creative Cloud「PremierePro」で編集できるため、トランスコードの時間を省き、映像制作の効率化を図りました。
五輪が開催される2020年には、今よりさらに技術革新がすすみ、ファイル転送のスピード向上だけでなく、使いやすいインターフェースや、簡単に各種設定がおこなえるような仕組みなども開発されているでしょう。また、HD放送と4K/8K放送の両方のワークフローが確立していくことも予想されます。
今号でご紹介したようなファイルベースワークフロ―は、すでにシステム構築の基準になっていることは間違いありません。EVS社は、世界のスポーツビッグイベントで採用され続けている豊富な経験と技術で、中継現場での圧倒的な信頼性と安定性を誇る「XT3」サーバを中心に、多彩なアプリケーションを組み合わせて、スポーツ制作に最適なファイルベースワークフローをご提案します。
今号のニュースレターでは、ネブラスカ大学スポーツチーム“ハスカーズ”が運用している、最新のスタジアムソリューションをご紹介します。
米国ネブラスカ州に本部を置く「ネブラスカ大学(ネブラスカ州立大学 リンカーン校)」は、1970年を皮切りに、5度にわたり全米チャンピオンとなった、カレッジフットボール(アメリカンフットボール)の名門校として広く知られています。
ネブラスカ大学は、収容人数8万人を超えるキャンパス内のスタジアムで、アメリカのカレッジスポーツで初めて、インスタントリプレイ映像をスタジアム大型スクリーンに放送した大学です。
同大学のフットボールチーム「ハスカーズ」の本拠地として使用されているスタジアムには、地元リンカーン市だけでなく、近隣からも多くの観客が訪れ、プロスポーツにも引けを取らないほどの賑わいをみせています。
2014年、このスタジアムで採用されたのが「HuskerVision(ハスカービジョン)」と呼ばれるスタジアムソリューションです。このソリューションでは、マルチアングルセカンドスクリーンソリューション「C-Cast」がバックグランドで稼動し、観客に“インタラクティブなスポーツの楽しみ方”を提供しています。セントラルクラウドベースプラットフォームである「C-Cast」は、スタジアムに併設されたプロダクションコントロールルームと中継車システムに柔軟に連携しており、豊富なコンテンツをすぐに配信できるようになっています。
スタジアムの観客は、手持ちのタブレットやスマートフォンに「HuskerVision」専用アプリをダウンロードし、さまざまなスポーツコンテンツを楽しむことができます。
たとえば、自分の好きな時にリプレイ映像を見たり、目の前で繰り広げられているプレーを別のアングルで観たり、次の試合スケジュールのチェック、コーチの分析付のゲーム概要を確認するなど、スタジアムで観戦する楽しさを何倍にもすることができます。
システムデザインを担当したAlpha Video社のvice president Jeff Volk(ジェフ・ヴォルク)氏は、こう語っています。『このソリューションによって、ファンの人々は、独占オンデマンドリプレイ視聴はもちろん、欲しい情報を、手元のタブレットなどからダイレクトに得られるようになりました。』
EVS社アメリカSVP Fred Garroy(フレッド・ガロイ)氏は、スタジアムソリューションにおける「C-Cast」の役割を、こう語っています。『XT3を軸として展開する「C-Cast」は、試合前/試合中/試合後のスポーツファンの視聴時間増加に貢献しています。多岐にわたるスポーツファンの足をスタジアムへ向けさせることに成功しており、また、来場者の増加が、スポーツイベントでの収益増加へ繋がっています。』
今号でご紹介したスタジアムソリューションは、2015年以降は、バスケットボールの全米大学リーグでの運用が決定しており、今後のスポーツファンへの強力なアプローチとして注目されています。
2015年4月11日~16日に開催される「NAB Show 2015(NAB2015)」に、今年もフォトロンスタッフが参加します。 EVSブースでは、『日本語ツアー』も開催予定ですので、現地へ行かれる予定のお客様は、ぜひお申込みください。 また、NAB Show 2015会期中は、フォトロン現地特派員によるムービーレポートも企画しております。お楽しみに!
今年のNAB2015でも、EVSブースにおいて日本語ツアーを開催します。詳細は各営業担当までお問合せください。みなさまのご参加をお待ちしております。
各回 6 名様(事前予約制)※スケジュールは現地時間4月13日(月) | 13:00~ | 15:00~ |
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4月14日(火) | 13:00~ | 15:00~ |
4月15日(水) | 13:00~ |
最新機能を中心にライブプロダクションにおける最新ツールをご紹介します。12チャンネル対応/6倍速カメラ対応/4K対応など。
ハイライトエフェクトツール「Epsio FX」、ライブグラフィックプレー解説ツール「Epsio Paint」を用いた映像演出や、マルチアングルプレビューソフトウェア「MultiReview」、LSMリモートコントローラタブレットツール「LSM Connect」を展示し、スポーツ中継に最適な映像演出をご提案します。
"制作スピード" "コスト効率"をキーワードに、回線収録から編集・送出までのファイルベースワークフローをご紹介するスタジオ向けソリューションです。4Kファイルベースフローもご紹介します。
IPベースビデオスイッチャーDYVIを初出展します。IPベースでのシステム設計が可能になり、多岐にわたる放送プロダクションの運用にお役立ていただけます。
EVS社スタジアム向けパッケージソリューション「C-Cast」と、Cisco社「STADIUM VISION」による、映像配信ソリューションによる、“新しい映像の楽しみ方“をご提案します。