今号のニュースレターでは、9月9日からの5日間、オランダ・アムステルダムAmsterdam RAIで開催された欧州最大の国際放送機器展『IBC2016』で発表されたEVS新製品情報をはじめ、4Kコンテンツ配信の海外最新ケーススタディ、InterBEE2016のEVS出展製品のご紹介などの最新情報をお届けします。
「XT4K」は、4K4ch + HD8/12chを実現する4K/HDライブプロダクションサーバです。4Kネイティブコーデック、HDRコンテンツに対応し、ライブの感動を精細な映像表現で発信します。 4K/HDでのスローリプレイ、マルチカメラプレイバック、プレイリスト編集に加え、主要な4K/HDハイフレームレートカメラにも対応しています。また、筐体内に大容量ストレージ を実装しており、外部ストレージ等を増設することなく長時間の4K中継制作を強力にサポートします。
「XS4K」は、4K4ch,HD4/6/8/12chを実現する4K/HDスタジオプロダクションサーバです。現行のDNxHD、XAVC 4Kに加え、ProRes422、AVC Intra、XAVC HDやDN x HR、ProRes4K 等といったHD/4Kコーデックに幅広く対応する予定で、スタジオインジェストやプレイアウトにおいて、真のVTRリプレースメントを実現します。
EVS C-Cast/DELTATRE連携で新たな『視聴体験』と『ビジネスモデル』をご提案します。簡易編集と配信を実現するVODプラットフォーム「EVS C-Cast」と、DELTATRE社のスタッツ情報との連携で、今までにない視聴体験を提供します。
『日々変わりゆくスポーツ中継において、コンテンツに即座にアクセスができ、そのコンテンツを配信し収益化できる仕組みはとても重要です。』と、DALTATRE社 製品&マーケティング長 Carlo De Marchis 氏は語ります。
EVS社 C-Cast製品マネージャ Stephane Houet 氏は、
『「C-Cast」の潜在的なパワーと、刻々と進化する機能で、より多くのコンテンツに素早くアクセスでき、コンテンツの新たな配信先とビジネスモデルをご提案できるようになり、DELTATRE社とのパートナーシップを非常に喜ばしく思います。』と話します。
「Xeebra」は、審判や熟練したオペレーター用に設計された、マルチアングルのビデオ審判用プレビューシステムです。競技映像をすぐにプレビューし、ジャッジの補足ツールとして、または各シーンの振り返りとしてご使用いただけます。
国際的なメディアプロバイダーとして知られ、放送業界に制作と配信サービスを提供している「MEDIAPRO」グループに、EVS社「XT4K」サーバ10台が納入されました。
納入された10台の「XT4K」のうち2台は、MEDIAPRO社で初の4K放送で使用され、今後は、スペインのプロサッカーリーグ リーガ・エスパニョーラ (Liga Espanola)の試合が、毎週4Kで放送されます。
その他の5台は、4K 16カメラに対応した別の中継車に搭載され、2016年11月に本格始動します。残りの3台は、HD制作に使われている局内のスタジオにインストールされ、スタジオ更新後は4Kのコンテンツ制作に使われます。EVS社独自のSDTIネットワーク「XNet」は、メディア共有が可能となっており、業界標準のHFRカメラをサポート。決してフィールド上のプレイを決して録り逃すことはありません。
MEDIAPRO社 中継車オペレーションマネージャー Francisco Jose de la Fuent 氏は、こう語ります。
『ファンの皆さんに、高精細コンテンツを発信したかったのです。また、毎週4K放送をおこなうには、オペレーターが納得する制作ツールを必要としていました。EVSの4K制作ツールで、シームレスに4Kコンテンツの制作ができると確信し、導入しました。XT4Kのお陰でリーガ・エスパニョーラのファンは4Kの高精細の映像で試合を堪能できます。』
お客様からのご要望にお応えして、業務に役立つ2つのトレーニングを、株式会社フォトロン大阪営業所(大阪府大阪市北区)、本社(東京都千代田区)の2拠点で、10月に開催します。
どなたでも無料でご参加いただけますので、是非この機会にお申込みください。
2016年11月16日(水)~18日(金)の3日間、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される『InterBEE2016』に出展します。EVSブースでは、『スポーツ』『エンターテインメント(ドラマ/バラエティ収録)』『スタジアム』をメインテーマに、国内初出展の最新ソリューションを出展します。
一般社団法人
電子情報技術産業協会
4K4ch + HD12chを実現する最新のビデオプロダクションサーバ「XT4K」を国内初出展します。従来通りの操作感とXAVC 4Kのファイルを高速にリアルタイムで吐き出す様子を会場でご確認いただけます。また、6,8倍速等の複数HFRカメラとノーマルカメラを自在に制御可能な「XT3 Channel MAX」や、EVSクリップをノンリニア編集機に吐き出し即時編集、SDIポートを使わずMXF等のファイル素材を活用する「Xfile3」を出展します。
新製品の審判判定用マルチアングルシステム「Xeebra」を出展します。気になるシーンを同期した複数のカメラアングルを確認しいち早くリプレイし、1フレーム単位でジョグ操作。タッチパネルでのデジタルズームなどシンプルな操作で、即座にかつ重要な判断をサポートします。
ドラマやバラエティ番組のファイル収録を強力にアシストするスタジオインジェストソリューション「フォトロン社製STING」、ハイライト/追っかけ編集・送出マネジメントシステム「OnAir Director」で、番組のファイル収録の効率化をご提案します。
EVS製品をご使用いただいているユーザー様を対象に、『EVSユーザーミーティング』を開催します。お食事・飲み物を楽しみながら、ユーザー様同士のコミュニケーションの場として有意義な時間を過ごしていただけるよう企画中です。また、当日は、フォトロンスタッフはもちろん、EVS本社スタッフも参加しますので、みなさまの想いやご意見など、より気軽に、率直にお話しいただける良い機会にしたいと思っております。 詳細については、別途ご案内いたしますので、ぜひお楽しみに!!
EVSは、2016年9月26日(月)~28日(水)の3日間、横浜アリーナで開催された、「スタジアム&アリーナ2016」に出展しました。この展示会では、世界各国のスポーツ施設の建築・設計・デザイン、運営・管理そして技術に関する全ての産業を牽引する企業・団体が一堂に会し、50名を超える国内外からの講演者によるカンファレンスや、製品展示がおこなわれました。
EVSは、当展示会にスタジアム関連システムを展示し、さまざまなプラットフォームへ映像を提供することで、スタジアムにいるファン、チーム、プレーヤーの「スタジアム体験」の付加価値を高め、ファンとチームを繋ぐ、新しい方法を提案しました。