EVSニュースレター10月号 ~InterBEE2022 EVS出展情報~

今号のEVSニュースレターでは、InterBEE2022 EVS出展情報をいち早くお届けします。また、9月に開催した「EVSトレーニング in大阪」の参加者様の声や、ノルウェートップリーグのセントラライズ制作の最新ケーススタディ、Multicam最新機能情報などをお届けします。

イベント|速報!InterBEE2022 EVS出展情報

EVSニュースレター10月号~InterBEE2022 EVS出展情報~

11月15日(水)からの3日間、幕張メッセにて、毎年恒例の日本最大のメディアとエンターテインメント総合イベント「InterBEE2022」が開催されます。この「InterBEE2022」に弊社は今年も出展します。
今号のEVSニュースレターでは、InterBEE2022に出展予定のEVS関連ソリューションをいち早くご紹介します。

自社開発次世代セントラライズ管理アプリ
「STOrch (Studio Orchestration)」初出展!

EVSニュースレター4月号でもご紹介した、自社開発の次世代セントラライズ管理アプリケーション「STOrch (Studio Orchestration)」を初出展します。

サブコントロールルームでの機材リソースシェアをおこなう上で最も大切なものは、収録制御システム、送出制御システム、プレビュー制御システムなどの機材を一元管理できる”アプリケーション”そのものです。従来は、それぞれの機能を持ったデスクトップアプリケーションを専用端末にインストールする必要がありました。
しかし、ウェブアプリケーションで提供される「STOrch」を使えば、Webベースでの運用により、ネットワーク上のどの端末でも使用可能になるだけでなく、必要な機能(例えば収録/送出/ルータの制御、プレビュー)を必要なタイミングで即座に使うことができます。今後のリソースシェアにおける重要なアプリになることは間違いありません。
InterBEE2022フォトロンブースにて、「STOrch」の使用感やGUIなどをご体感いただき、皆様の忌憚のないご意見を是非お聞かせください。

SDIxIPターンキールーティングソリューション
「MediaInfraStrada」国内初出展!

昨今、なにかと話題になる機会が多い「IP」。”現在はSDIをメインとしているが、今後はIP化を見据えていきたい”というお声をよく耳にします。そんな要望を叶えるソリューションが「MediaInfraStrada」です。

「MediaInfraStrada」は、SDI x IPゲートウェイ「Neuron」、ブロードキャストコントローラ「Cerebrum」、Arista社のネットワークスイッチを用いることで、IPでもSDIでもシームレスなルーティングを提供するターンキーソリューションです。従来のSDIルーターのような外観を持ちながら、IPへ移行した際もそのままの使用感で運用することが可能です。
現在は、SDIをメインとして運用し、徐々にSDI/IP混在、そしてIPへと変遷していった場合にも、各フェーズ変わることなく運用を継続できるソリューションです。国内初出展となる「MediaInfraStrada」を、是非InterBEE2022フォトロンブースにてご確認ください。

クラウドベースAIスローモーション
「XtraMotion」国内初出展!!

「XtraMotion」は、人工知能(AI)を活用し、映像コンテンツをオンデマンドでスーパースローに変換するクラウドサービスです。

AIがノーマルカメラ/ハイフレームレートカメラの映像を解析、フレーム間を補間することでスーパースローの映像に変換し、数秒~数十秒の内にリプレイを生成、EVSサーバからニアライブでの再生が可能です。

ハイフレームレートカメラやその他機材を新しく導入する必要がなく初期投資が抑えられるほか、機材設置の場所に困ることもありません。お持ちのカメラをそのままに、映像演出の幅を広げることが可能です。
InterBEE2022フォトロンブースにて、素材の変換スピードや変換後のクオリティなどをお確かめください。

EVSニュースレター10月号~InterBEE EVS出展情報~

イベント|EVSトレーニング in 大阪

EVSニュースレター10月号~InterBEE2022 EVS出展情報~

9月27日(火)・28日(水)、約3年ぶりに開催した「EVSトレーニング in 大阪」。今回のEVSトレーニングでは、『EVSオペレーションをいちから覚えたい』『EVSオペレータを増やしたい』といったお客様向けに「EVS LSMオペレーションベーシックトレーニング」「EVSサーバテクニカルトレーニング」の2つのコースを開催しました。
2日間で総勢約20名のお客様にご参加いただき、実施後のアンケートでも多くのお客様から様々なお声をいただくことができました。
今後も、ユーザー様に寄り添った様々な企画を検討して参りますので、お気軽にご意見・ご要望をお寄せください。

EVSトレーニングに参加したお客様の声

  • 本日はありがとうございました。とても勉強になりました!
  • YouTubeで見た操作解説が大変わかりやすかったので、色々な種類を増やして頂けるとありがたいです。
  • 初級にちょうどよい。簡易的でもプレイリストが作れると幅が拡がる
  • EVSを学びたいと思っても、実機を触れる機会が少ないのでこういった機会はありがたいです!
  • 基本的なEVS操作をマスターできたら、色々なスポーツ中継で活用できると思うので、何か疑問点があればまたお話を聞かせてください。

EVSの製品/機能紹介/オペレーション動画をフォトロン公式Youtubeにて公開しております。

ケーススタディ|ノルウェーの民放”TV 2 Norway”が実現した2つのセントラライズ

EVSニュースレター10月号~InterBEE2022 EVS出展情報~

IPセントラライズ制作プラットフォーム

TV 2 Norwayは、2023年3月から新たにEliteserien(ノルウェーのトップサッカーリーグ)及び、その他ノルウェーのスポーツ放映権を引継ぎ、NEP NorwayやDMC Production(スウェーデンの制作会社)と複数年契約を結び、番組制作をするとともに、VAR運用もおこなうことになりました。NEPはTV2からその他の競技も制作を請け負っており、年間600以上のイベントを制作しております。従来の会場毎の設営は長期的な持続可能なソリューションではないと捉えており、現地で小型トラックを活用し、ノルウェーのオスロに制作設備をIPを用いてセントラライズしています。そうすることにより、NEP,DMC,TV2は全ての会場から全ての信号(合計:1050のマルチカメラ/イベント)にアクセスが可能になりました。

その中心に、EVSのLiveCeption Signature®ソリューションを導入することで、最高品質かつ効率的な制作をおこなうことを出来るようにしています。EVSの最新世代XT-VIAプロダクションサーバーがNEP Osloハブ内の集中型クラスターに配置され、I/Oリソースを共有し、さまざまな制作要件やプロダクションコントロールルーム(PCR)のLSM-VIAオペレーターに割り当てることが可能になります。

スーパーモーションカメラ(2倍速から8倍速まで)を含む各会場からのすべてのカメラは、高品質かつ低遅延でNEP Oslo HUBに送られ、最高レベルのリプレイとハイライトのためにXT-VIAに収録されます。この結果、ノルウェー中の競技場に機材とクルーを移動させる必要を減らし、また、EVSのXT-VIAプラットフォームをベースにしたコンテンツ処理の一元化により、より効率的なワークフローと追加コンテンツの配信という新たなビジネスも見据えています。

EVSニュースレター10月号~InterBEE2022 EVS出展情報~

セントラライズVARシステム

DMCはVARのセントラライズ運用と小規模なプロダクションの両方に対応できる費用対効果の高い制作スタイルを実現しました。DMCは異なる競技を含むプロダクションコントロールルーム(PCR)からなるセントラライズVARシステムを導入しました。全てのカメラフィードはDMCのプロダクションセンターに接続されXeebraX-ONEでVARや制作が可能となります。このことにより、Xeebraでは、VARを、X-ONEでは、より効率的な制作を実現しました。

詳細:https://www.photron-digix.jp/topics/2022/0908_evs.html

製品情報|Multicam20.03.26最新機能

XT-VIA/XS-VIA

新たにProRes4Kをサポート!!(XT/XSVIA)

2つの異なる速度のスーパースローカメラを同時に入力することが可能へ!!

-HD 1080i
1 SLSM 3X + 1 SLSM 2X + 2 IN + 4 OUT
-HD 1080p
1 SLSM 8X + 1 SLSM 6X + 2 OUT
1 SLSM 8X + 1 SLSM 4X + 2 OUT
1 SLSM 6X + 1 SLSM 4X + 2 IN + 2 OUT
1 SLSM 6X + 2 SLSM 3X + 2 OUT
2 SLSM 4X + 2 SLSM 2X + 2 OUT

新たなコンフィグレーションが追加されました

-HD 1080i
3 IN + 5 OUT
4 SLSM 3X + 1 IN + 2 OUT
2 SLSM 3X + 4 IN + 4 OUT
-HD 1080p
3 IN + 5 OUT
4 SLSM 4X + 2 OUT
4 SLSM 3X + 1 IN + 2 OUT
2 SLSM 3X + 4 IN + 4 OUT

XT-GO

新たなコンフィグレーションが追加されました

-HD 1080i
2 IN + 4 OUT
-HD 1080p
2 IN + 4 OUT

IP関連最新情報

2ポートあるPCLANにそれぞれ異なるIPアドレスの設定が可能となりました。これにより、例えば、ファイルベースの制御セグメントとNMOSの制御セグメントを分けてご運用が可能となります。

!!ご注意!!

Multicam 20.3はXT-VIA、XS-VIA、XT-GOの各サーバーにのみインストール可能です。XT-VIAおよびXS-VIAサーバーは、Multicam 16.6.13(またはそれ以降の16.6サブバージョン)が動作する他のサーバー(XT4K、XS4K、XT3、XS3、XTNano)とXNet SDTIネットワークを構成することが可能です。XNet-VIAネットワークには、Multicam 20.1以降が動作するXT-VIAまたはXS-VIAサーバーのみ接続可能です。

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